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月魚

月魚_e0058920_1561698.jpgすごい一冊だった
まだドキドキする
作者なんと25歳の時の、
書き下ろし小説2作目は、
丁寧で繊細な力作だった

舞台は老舗古本屋「無窮堂」
三代目を継いだ本田真志喜
せどり屋と呼ばれた父を持つ
瀬名垣太一
古書業界の若き精鋭二人の、
もどかしく切なく甘く深い繋がり

熟れたトマト・白い軽トラ
そして、月光にきらめく銀鱗
真志喜が太一と呼んだ時、
万感迫って胸が熱くなった

by j-soukensya | 2010-06-03 10:48 | 三浦しをん