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ニセコの天国

南の島の思い出に浸っている間に季節はどんどん移り変わり・・・とうとうSNOWシーズンも終わりに近づいた。今シーズンは不覚にも、まだ滑走日数10日・・・あと2日足しても・・・うーん少ない!せめて、その倍くらいは滑りに行きたいと毎年思う。


さて、私にとっては最後のS舎スキーツアーとなってしまったニセコヒラフは最高だった。

初日のナイターの最中に降り続く粉雪が私に囁く。「明日早起きするといいことあるよ~」
朝食もそこそこにゴンドラ乗車の列に駆けつけた。1番乗りを期待したがこれは甘かった。既に7-8人並んでいた。15分後ゴンドラが運転開始。いよいよだ。ゴンドラ駅に着後、急いで板を履き、スケーティングで第6リフト(旧名。。。だったっけ?いや、怪しい)へ。そしてその上のシングルリフトへと乗り継ぐ。空は真っ青だ。リフトから見た1000メートル台地は、、、ノートラック!嬉しくて怖くて幸せで。。。

エントリーの瞬間身体が宙に浮いた!ひゃあ~~~~!!!

膝より上、そう腰までも積もった軽い極上の粉雪をむせかえるほどに思いっきり味わった。
滑ったとはとても言えない。ターンなんてできやしない。真直ぐに下りるのは怖いから斜め下に落ちていき、スピードが出ると転んで止まる。そうしてギザギザに落ちていったのだ。
今も、あの時の感覚を覚えている。「粉雪中毒」という言葉がある。あんな体感を味わったら誰もがそうなってしまう。でも、たぶん・・・これからも、あの一本を超える滑りはできないだろう。それでいいと思う

by j-soukensya | 2006-05-03 22:42 | SNOW