よりみち

Tさんと私。仕事の絡みといったら月に一度の仮払い精算の受け渡しだけ。
その受け渡しもとんかつ(統括)さんにお願いしているのだから、早朝より現場で槌音を響かせて働く棟梁のTさんに出逢う機会は定時に出退社する私にはほとんど無い。でもね!Tさん、社内の誰よりあなたから遠い私ですらあなたのこと大すきだった。これからもずっとね。

バレンタインデー、みんなであなたに会いに行った帰り、一人で駅までの道を歩いた。夜の商店街に出た。おいしい薫りに誘われて入った「パピヨン」でたくさんパンを買って帰った。Tさん美味しいね!昔ながらのパン屋さん。なつかしい味がした。

翌日もあなたのところへ。書類をお届けしたあと、名前に惹かれて「海」で早いランチをすることに。テーブルに着くと灰皿が無い。困った・・・ランチタイムの準備にカウンターの中で忙しく働くちょっと怖そうな美しい女主人に、悪いなぁと思いながら声をかけた。「あの、禁煙ですよね?」返ってきた言葉はなんと「ぜーんぜん!」♪ニコニコと灰皿を持ってきてくれた。うーんなんて感じいいお店だ。実家に帰った時は最愛のJちゃんと一緒にこの店でご飯を食べたりしたかしら?Tさん。海が大好きなTさんと一緒にランチしたつもりで胸いっぱい、おなかもいっぱいで店を後に。

駅へ向かう途中に古い金物屋さん・・・気になり中へ・・・やっぱり在った。
梟の置物は今、我が家の玄関ですました顔で鎮座している。
昨日初めて来た、あなたが育った町の素敵な希望が丘商店街。
なんか離れ難く、やっと電車に乗る。走り始めた窓から見えた今歩いてきた町・川・小学校・・・すばらしい28年を生きたTさんを想う。
もう逢えなくても私の心の中にも輝く笑顔のTさんがいる。
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by j-soukensya | 2006-02-16 15:53